RFID

RFIDとは

RFIDって何?

RFID(radio frequency id entification)は、記録媒体であるICタグ(RFIDタグ)に登録された情報を接触することなく読み書きする仕組みのことです。
身近な実例だと、交通系のICカードや、アパレルの商品管理などに活用されています。
品質・在庫・セキュリティ等の管理をおこなうのに最適なシステムだと注目されています。

RFIDで出来ること

非接触でデータの読み書きができる
非接触でデータの読み書き(Read/Write)が可能なので、様々な分野での利用が期待されており、カードでは交通系セキュリティシステムでよく利用されています。
ICタグが隠れていても読み取りができる
電波や電磁界で交信するため、タグの表面が隠れていても機能します。重なったダンボールや商品タグにも使用されます。
複数のICタグも一括で認識できる
複数タグの一括読み取りができます。倉庫など、多種多様な製品・部品があるところなどで、簡単に在庫管理ができます。

RFIDの導入で変わること

非接触で複数タグの読み書きが自由にできることから、RFIDは物流管理のシーンでよく活用されています。
RFIDを導入することで、入出庫時の検品や棚卸を一括で処理できることから、作業効率を大幅に改善することができ、コストも削減することもできます。
また、店舗でおこなう棚卸も商品を1つずつ数える必要がなく、一気に検品作業を行うことができます。

工場では工程管理の方法が自由自在
パッシブタグを使用することでバッテリーレス化し、まとめての読み取りが可能で効率的。

店舗では棚卸をはじめ、人気商品・消費期限管理に最適
日々の棚卸の効率UP。80%の時間を削減。売れ筋管理にも最適で消費期限管理も対応可能。

倉庫では多種多様な製品や部品を、一括在庫管理が可能
一括読み取りや、ゲートシステムの導入で、入庫・出庫検品をカンタン&スピーディに対応します。

※上記例は弊社事例に基づく計算値であり、目安数値となります。

RFIDの活用例

製造現場


物品管理
重要な資産、仕掛部品や工具の紛失防止の管理に活用でき、資産管理を徹底することで効率化を図ることができます。高セキュリティと業務効率化に最適です。

工程管理
製造工程で検査ポイントを状況に応じて設けることで、進捗管理に活用することができます。製造工程で検査ポイントを状況に応じて設けることで、進捗管理に活用することができます。リアルタイムで現場の状況を確認でき把握することができます。データ分析のツールとしても最適です。

販売現場


データ収集・マーケティング
商品の詳細な状況や、購買のプロセスを可視化し把握するのに活用することができます。マーケティング分析に必要なデータを抽出することが可能です。顧客満足度向上に最適です。

会計・棚卸管理
商品の値札を探さなくてよいので、スムーズにお会計を処理することができます。また、商品の棚卸に活用することもでき、素早く棚卸ができます。

物流現場


棚卸管理
複数のI Cタグを同時に読取することで、検品作業を大幅に削減できます。入出荷の仕分を自動化するツールとしても最適です。

入出荷管理ピッキング
ユニークIDによる個品の管理が出来るため、ピックミスの低減や、先入れ先出しにも活用できます。

RFIDの導入に必要なもの

RFID導入に通常必要とされているのが、ICタグ・ハードウェア・ソフトウェアの3つになります。
導入する現場によって、適切なソリューションを組み合わせ、有効性の高い管理方法・システムを導き出し構築します。
導入後もメンテナンスサービスをはじめ、万全のサポートをいたします。

ICタグ
情報を記録する小型のICチップと、アンテナを搭載したICタグ。環境によっては、電子タグ・RFタグ・無線タグとも言われます。詳しくは製品ページをご確認ください。
各種タグ(UHF・HF)

ハードウェア
電波・電磁波を用いるRFID運用には、ハードウェアが必要です。リーダライター、ハンディターミナル、RFID対応ラベルプリンタ、ピッキングシステム等 目的・状況によって、既存のものからオリジナルまで対応し、万全のものをご提供いたします。詳しくは製品ページをご確認ください。
RFID関連製品

ソフトウェア
リーダから送られてきた情報を整理し、適切に管理を行います。
目的・ランニングコスト・環境を考慮し、既存システムからオリジナルまで対応致します。

 


棚卸システム
店舗の業務効率化に特化したアプリケーションシステム

読取システム
膨大なデータを読み取りRFIDタグの検索に適しているシステム

POSシステム
会計時のスキャン読み取りを ダイレクトにRFIDへ変更するシステム

RFIDの導入手順

RFIDシステムの導入前に対象物との読取性能の相性はもちろん、運用環境・無線環境の調査のため、実際の現場を訪問し、状況を事前に調査しております。
現地で電波強度の測定などをおこなった上で、ICタグとのマッチングを行います。
多様なハードウェアラインアップから的確に機種を選定し、システム開発では、ソフトウェア資産からのマッチングや、カスタマイズ提案を実施することも可能です。

1.現場調査
現場の環境、対象物とICタグのマッチングなど最適なシステムを構築するために現場の調査をおこなうのは非常に重要です。

 

2.タグの選定
調査結果をもとにタグを選定。実際に現場での読み取りテストを実施することで、問題点を抽出し慎重にタグを確定します。

 

3.ハードウェアの選定
現場の環境、対象物とICタグのマッチングや、情報を読み取るスピードなど、状況に応じて適切なハードウェアを選定します。

 

4.ソフトウェアの構築
ICタグ・ハードウェアと、取集したい情報を検証し、OSに応じた最適なソフトウェアを構築いたします。

 

5.導入サポート
最終テストを実施後、現場に導入。導入後のメンテナンスも、ご要望に応じてフルサポートいたします。

 

6.アフターフォロー
導入後、運用方法の変更、機器のバージョンアップなど、お困り事を解決します。

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